ウェブ担当者としてホームページを管理する上で、「SEO」というキーワードは必ず耳にすることになります。
運営担当者として常にホームページを管理する中で、検索結果の上位に表示されることを目指すのは当然のことです。ですが、実際に「最適化」を行なっていくには何をどうすればいいのかわからないのではないでしょうか。
今回は、ホームページにおける「最適化」について解説します。最低限の部分だけになりますが、「SEO」に特化したお話になりますので、どの運用担当者にもお役にたつものです。
最後までご覧くださいね。
ホームページ最適化のためにできること
ホームページの最適化は、一般的にはSEO(Search Engine Optimization)と言われます。日本語訳すると「検索エンジン最適化」なのですが、もっと言ってしまうと「Google検索対策」と言うことになります。日本人のほとんどがGoogle検索を活用しており、いかにGoogle検索における結果で上位表示されるかが大切なのです。
「ホームページを最適化」することは、「Google検索で上位を掴むためにできることを行う」ということになります。
ここからは、ホームページを最適化するためにできることを解説していきます。
①コンテンツについて
Googleをはじめとした検索エンジンは、ホームページ上のテキストを読み取って内容を理解します。つまり、ホームページにテキストがないと内容を読み取って評価をすることができないのです。
そのため、ブログやインタビュー記事などのテキストコンテンツを充実させ、かつ、「ユーザーにとって有益なもの」を発信していくことで、ホームページを最適化していくことができます。
最近は動画によるコンテンツも増えつつありますが、まだまだテキストは重要なポジションを占めます。自社が、世の中全体やユーザーのお悩みを解決したり役立つような情報を発信できるかどうかは、常に意識しておくようにしましょう。
②キーワードについて
多くの人が情報を検索するときには、何かしらの「キーワード」を使います。例えば、「ウェブ担当者 SEO対策 知識」となれば、このキーワードによって悩みを解決したい人にとって有益な情報を発信できているホームページが上位に表示されるわけです。
自社にホームページを見つけてもらうためのキーワードには何が良いか、色々と迷ってしまうことがあると思います。まずは、「キーワード選定ツール」や制作会社などにアドバイスをもらいながら、3〜5個程度のキーワードを設定しましょう。
そのキーワードをタグづけすることにより、検索されやすくなるのです。
③サイト構成
ホームページの構成も、「最適化」を行う上では重要です。自社のホームページに掲載されている情報が理論的に整理され、ユーザーが簡単に必要なページにアクセスできるような状態を目指します。具体的に言うと、「クリック数(タップ数)」を最小限におさえ、かつ必要な情報にアクセスできるようになることが理想です。
Googleからの評価ポイントとして大きなものに「ユーザーファースト」という考え方があります。構成においては、いかに見やすく、使いやすいかを意識するようにしましょう。
最近では、UX(ユーザーエクスペリエンス)が重視されるようにもなっており、「最適化」を行う上では避けて通れないものとなっています。
④モバイルファースト
近年、PCよりもスマートフォンやタブレットによって情報にアクセスする人が増えています。ですが、昔からあるホームページではPCよりも小さい画面で情報を見られることを想定していないため、レイアウトが崩れてしまったり、最適な表示がされません。
そこで必要なのが、スマートフォンやタブレットの画面でもレイアウト等が崩れることなく表示されるようにすることです。「モバイルファースト」と呼ばれることが多く、「レスポンシブデザイン」とも言われます。
ここ数年のうちに制作したりリニューアルしたホームページのほとんどは、そういった対応ができていますが、中にはできていないものもあります。
自社のホームページをタブレットやスマートフォンで確認し、デザインやレイアウトが崩れている場合には修正・改善するよう対応しましょう。「モバイルファースト」にする上で大切なことは、次のとおりです。
・文字の大きさ
・文字数
・ページの幅
・余白
モバイルファーストについては、「レスポンシブデザイン」だけでなく、スマートフォンやタブレット用のページを制作するという対策もできます。ただし、その場合にはURLが異なってしまうため、“URLが異なっていてもサイトは同じだよ”ということを知らせるような対策を行う必要も出てきます。
SEO以外の「最適化」は?
ホームページの最適化は、SEOだけではありません。最近注目されているのが、「EFO(Entry Form Optimization)」です。
「EFO」は、日本語にすると「入力フォーム最適化」と訳すことができます。ホームページにおけるCVは、商品購入やサービス利用、資料請求などがほとんどです。ですが、実際にその手続きを行うための「入力フォーム」が複雑だったり、スマートフォンやタブレットでの入力にストレスを感じると、多くのユーザーは離れていってしまいます。
また、入力情報の多さや内容に疑問を感じることがあっても、離れてしまうことになるため、「EFO」では次のようなことが検討されます。
・必須項目は必要最低限に絞れないかどうか
・入力はできるだけ選択式にできないか(直接入力を減らす)
・住所は自動検索できないか
など、あくまでも「ユーザーがストレスなく行動できるか」を考えるのです。
常に「最適化」は必要
Googleは、定期的にSEOを改善しています。検索順位も日々変動することが当たり前ですし、どの企業も「検索上位表示」を狙っています。
今回お伝えしたことは、あくまでも一部です。ホームページの「最適化」にはいろいろな施策があるため、日々の改善と修正が欠かせません。
少しずつ、一個ずつを確実に行なっていくことで、自社ホームページの「最適化」を行なっていきましょう。