・自社のHPを作って運用しているが、なかなかアクセス数が伸びない。
・HPを作る前後で、問い合わせ数がそこまで変わったわけではない。
・アクセス数がなかなか伸びないけれど、理由がわからない。
など、HPの運用を始めると担当者の悩みはつきないものです。
この記事では、HP運用に詳しくない担当者でもできるアクセス数を増やすための行動について
いくつかのポイントに絞って解説します。
ぜひ、この記事を読んで自社HPでも実践してみてくださいね。
ユーザーファーストが大切
自社HPのアクセスを向上させたいと考えるなら、何よりも大切なことは「ユーザーファースト」であることです。いかに自社がターゲットとしている人たちにとって親切で、使いやすいHPになっているかどうかを考えることが求められます。
それでは、具体的にどのような考え方や方法でアクセス数を向上していくべきか、解説します。
良質なコンテンツを増やすことを考える
簡単に「良質なコンテンツ」と言っても、明確な指針があるわけではありません。どの担当者もSEOを意識したコンテンツ作りを心がけていますし、上位表示させるために常に悩みながら頑張っています。
ここでいう「良質なコンテンツ」は、「ユーザー(ターゲット)にとって有益なもの」ということです。自社がターゲットとする人が求めているもの、EAT(E:専門性、A:権威性、T:信頼性)を意識した内容になっているものになるようなコンテンツづくりをすることで、自然とコンテンツは良質なものになっていきます。
このように、良質なコンテンツづくりをするために必要なこととして、「ターゲットの明確化」というものがあります。
ターゲットの明確化が良質なコンテンツを増やす鍵
アクセス数が増えないHPの原因を探っていくと、自社のHPのターゲットとしたい人、HPにアクセスしてほしいと考えている人が定まっていないケースがあります。これでは、コンテンツを作る際にターゲットを絞れないため有益なコンテンツを作ることができません。
自社の商品やサービスなどのターゲットを理解して、そのターゲットに対してコンテンツを発信していくことが重要なのです。
世の中のニーズ変化を見極める
ターゲットの明確化は、「自社のユーザーがどういった人たちか」「どのような情報を求めているのか」を理解するために必要です。しかし、それだけでは既存の顧客だけしか相手にすることができず、新規アクセス者を狙うことが難しくなります。そこで考えるべきことが、“世の中のニーズ変化”です。世の中のニーズは常に変化していきます。常にアンテナを張っておくことでニーズの変化の細かいところに気がつくことができ、思いがけないところに新規ユーザーが見つけることができるかもしれません。
また、既存ユーザーについてもニーズは変わるものと理解しましょう。変化が顕著だからこそ、その時々にあった情報・コンテンツを提供することが必要なのです。
むやみやたらとコンテンツを増やさない
これまでの解説で、ただ闇雲にコンテンツを増やすだけではいけないことはご理解いただけていると思います。あくまでも、「ユーザーにとって有益な」コンテンツを増やしていくべきだからです。
そのためには、ユーザーが何を求めているのか、どのような内容の記事が世の中に多くあるのか、ユーザーの困りごとは何かなど、可能な限り調査して情報収集しておく必要があります。調査の仕方はいろいろあるため今回は割愛しますが、ユーザーに寄り添ったコンテンツを増やすことを意識しましょう。
ユーザーに親切なHPデザイン
ユーザーファーストであるためには、HPを閲覧する人にとって「わかりやすく」「使いやすい」デザインであることが必要です。
例えば、メニューは英語表記になっていませんか?HP内にアニメーションは多用していませんか?一見、「かっこいい」「おしゃれ」と思いがちなことですが、ユーザーにとっては邪魔でしかないこともあります。HPデザインを考えるときの基本は、「個性」よりも「流行」を重視することです。ですが、メニュー表記や位置、タブレットやスマホで表示した時の見やすさなどは意識しておかなければなりません。一度アクセスした時にマイナスイメージを与えてしまうと、滅多なことがない限り二回目の訪問はないと言っても良いくらいHPデザインにおけるユーザーの印象とは大切なものなのです。
HPは育てるもの
多くの企業では、HPは完成すればそれで終わりと思われてきました。ですが、今では多くの企業がHPを作ってからが勝負であることを理解しています。多くの企業がコンテンツ作りに苦心し、少しでも良質なものを企画しようと必死に頑張っています。
また、新規コンテンツばかり考えるのではなく、HPの見やすさや使いやすさを意識したリニューアルを行うことで、アクセス数が激増するケースも多々あります。
HPとは、育てるものなのです。
レスポンシブデザインのHPにする
コレは多くのHPで当たり前のことになっているので、補足的に記載することにします。
どのHPにおいても、タブレットやスマホで正しい表示が行われるようにレスポンシブデザインを導入しておきましょう。最近では、ほとんどのユーザーがスマホやタブレットによる検索をしているため、スマホ表示されないHPについては検索対象にならない可能性も出てきています。
パソコンを持っている人よりもスマホを持っている人の方が多くなっているため、納得できるところではありますが、レスポンシブデザインが間に合っていないHPは実は多いのです。自社のHPがレスポンシブ対応になっているか確認しておくようにしましょう。
コレからHPを作る(リニューアルする)場合には、制作会社等に依頼してレスポンシブ対応のHPにしておくようにすることをお勧めします。
検索以外のアクセスを増やす
基本的に、HPにアクセスしてくる人の7割は検索、残りは検索以外(SNSや広告など)と言われています。検索によるアクセスを増やすための方法はSEO対策をしっかりと行うことですが、検索以外のアクセスを増やす工夫ができるかどうかで、HPのアクセス数は大きく変わります。
検索以外のアクセスを増やす方法
検索以外でアクセスを増やす方法は、大きく2つあります。「意外とアナログだなぁ」と思われるかもしれませんが、アクセス数向上に大きく貢献してくれることになりますので、打てる対策は打っておきたいものです。
SNSで存在を知らせる
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用して自社HPを宣伝することは、コストをかけずに多くの人にその存在を知らせることができる有効な方法です。コンテンツの更新があるたびに知らせたり、ハッシュタグを活用してターゲットにピンポイントで周知することでアクセス数アップを狙うことができます。
SNSを活用した宣伝は、既存ユーザーだけでなく新規ユーザーを獲得するチャンスにもなるため、SNS担当者と協力するなどして宣伝していきましょう。
ネット広告を出す
自社のHPやコンテンツについては、ネット広告で宣伝することも可能です。ネット広告はある程度のコストがかかるものの、不特定多数の目に付く機会になるため有効と言えるでしょう。SNSをやっていない人も対象になるため、より多くの人に対して周知することができます。
どこに広告を出すかが重要なポイントになりますが、そこは自社のターゲットが多く集う場所、見られる場所に出せば問題ありません。
アクセス数を増やすためにやるべきことは多すぎる
アクセス数や問い合わせ数を増やすためにやるべきことは、あまりにも多すぎます。しかも、深めれば深めるだけ専門性が増していきます。企業のウェブ担当者やあまり詳しくない人にとっては、かなり高い壁を感じてしまうものです。
だからこそ、本記事でお伝えしたことを確実にコツコツ行いましょう。それだけでアクセス数に変化が見られるようになります。