オウンドメディア立ち上げ!基礎とメリデメは?

自社で「オウンドメディア」を立ち上げる話が上がっている!でも、「オウンドメディア」のことをイマイチよくわかっていない…。
今回は、そんなウェブ担当者の方向けにオウンドメディアの基礎と押さえておくべきポイントを解説します。
まずは、「最低限これだけ!」押さえておきましょう。

オウンドメディアとは

まずは、オウンドメディアの定義や目的などについて解説していきます。基本をしっかり押さえておけば、実際の制作時もスムーズに進められますので、一つひとつ理解していきましょう。

オウンドメディアの定義と目的

そもそも「オウンドメディア」は、自社で発行するパンフレットやホームページ、ブログなどの企業がユーザーに向けて発信するものの総称です。一般的には、「企業が運営・独自に発信するWebメディア」のことを言います。
オウンドメディアの大きな目的は、広く世の中に自社を知ってもらうこと。そして、自社を好きになってもらうことです。商品やサービス、会社そのものに対する熱い思いや情熱を発信することで、多くのユーザーにファンになってもらうのです。
他には、次のような目的もあります。

目的①:見込み客の新規獲得

オウンドメディアは、世の中に自社そのものや商品(サービス)を知ってもらうことの他に、「新規の見込み客を獲得する」という目的もあります。
オウンドメディアは、顕在的なニーズを持ったユーザーの獲得だけでなく、潜在的なニーズを持ったユーザーへの訴求に力を発揮します。普段は必要と思っていなかったり、自分の中で優先順位が低いと思っていたものでも、オウンドメディアで情報を見つけて知ることにより、「自分に必要なものだ」と気付くケースは珍しくありません。
特に、ニーズが「潜在的」から「顕在的」に変わりつつあるユーザに刺さる発信ができれば、オウンドメディアとしての効果は絶大で、多くの見込み客を発掘することが可能となります。

目的②SEO対策(検索結果上位表示)が期待できる

Googleの考え方として、「ユーザーファースト」というものがあります。ユーザーの困りごとや悩みを解決できるようなホームページほど、ユーザーにとって有益であればあるほど、検索結果の上位に表示されやすくなるのです。
そのため、オウンドメディアとしての情報発信を継続的に行い、ユーザーから信頼される役立つサイトだという認識がされるようになることは、自社を広く認知させるだけでなく、企業としての価値を向上させることにつながります。

目的③良い人材を採用できるチャンスが広がる

オウンドメディアは、会社や商品(サービス)の情報を発信します。そこには創業者や経営陣、商品開発者の思いなどを知るチャンスがあります。ここで発信する情報は、専門的な用語やわかりにくい言葉を使わず、一人でも多くの人に伝わるようにすることがマストです。
そのため、これからその企業で働きたいと思っている就職希望者(新卒・中途)にも十分良い情報となります。そこで感じた想いに共感し、「さらに会社でステップアップしていきたい」「自分の力を活かしたい」と思う人が集まれば、会社は更なる発展が望めるでしょう。
こういったも、オウンドメディアの目的として十分考えられます。

オウンドメディアのメリット・デメリット

では、オウンドメディアを立ち上げるメリットとデメリットにはどういったものがあるのでしょうか。
これらを理解しておくだけで、自社での立ち上げ時に良い部分を伸ばし、リスクを減らすことが可能になります。しっかり押さえておきましょう。

メリット

メリット①メディア(コンテンツ)を資産化できる

オウンドメディアで発信するコンテンツは、どれも自社オリジナルのものです。例えば、経営者や商品開発担当の思いをコンテンツ化したなら、それは他社には真似できないものばかりです。そして、そのコンテンツによってユーザーの心を掴むことができるのです。たとえ、ホームページを失ったとしても、コンテンツは失われません。オウンドメディアをはじめとした自社のオリジナルコンテンツは、お金に換えられないような大切なものとなります。

メリット②広告費の削減

オウンドメディアによるコンテンツの発信は、これまでに様々での広告の代わりを担ってくれます。自社だからこそ発信できることや、ターゲットをピンポイントに狙った訴求ができるため、広告費を削減しつつ発信できるため有効と言えるでしょう。

デメリット

デメリット①自社内の理解が必要

オウンドメディアは、短期的な効果は見込めません。コンテンツをアップし続け、ユーザーに少しずつ認知されるようになってくるため、それまでの間は時間や人的リソースが必要なのに関わらず、目に見える結果まではどうしても理解が得られづらいです。
しかし、少しずつ結果が見えてきたら自然と理解も得られるようになり、協力を得られやすくなるため少しの間は我慢が必要かもしれません。

デメリット②効果が出るまで時間がかかる

オウンドメディアは、実際に運用が始まってすぐに多くのユーザーに見られるわけではありません。日々発信を続け、SNSなどを活用して周知していくことが必要なのです。発信の仕方などによって効果が出てくるタイミングは異なります。最近は発信した情報が“バズ”ればすぐにでも効果は見えてくるかもしれませんが、それでもコンテンツが少ないと尻すぼみになってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

オウンドメディアは立ち上げて損なし!

ここまで、オウンドメディアの基礎的な部分とメリット・デメリットについて解説してきました。自社でオウンドメディアを立ち上げることについては、基本的に損なしと考えて良いでしょう。
今後は、オウンドメディア立ち上げの準備から運用に至るまでの解説もする予定ですので、そちらもお楽しみに!

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